自宅で死にたい母の介護ブログ

入退院を繰り返した母親にもう二度と入院はし たくないと言われ、在宅での介護を決意、これから先 の予測できない医療対応と介護を行い、両親と 私に発生するストレスを記すブログ

父がお線香を上げている姿

今日の母は熱も36度台へ下がり顔色も良い、U先生の早朝往診の血液検査の
結果からは白血球の数も変化なく、よく食事も摂れているので、明日から点滴
を止めて内服の抗生剤で様子をみるとの事。
   少しづつではあるが回復方向は間違いない。


「父がお線香を上げている姿」
お盆様の最終日の朝だった、父がお盆様にお線香をあげている姿を見た、送り
盆であるから当然!!  イヤ、マテヨ、私は父が仏壇にお線香を上げている
姿を見たことがない。 
  ※そんなことはないでしょう・・と皆様は思うかもしれません。


父に聞いた事がある。どうして仏壇にお線香を上げないのか?
  ・・・父は「心の中で手を合わせているから必要ない」と言う。
   ※本当とは思えない、言い逃れ的な返事であった。


お線香を上げるのは母の日課だった。毎朝、ご飯やお茶を上げて、お線香を上
げる。そして心の中で祈るそうだ、家族一人一人の名前をあげて無事を祈る。


今は、私の仕事ではないがなんとなく母の代わりにお線香を上げることだけは
するようにしている。しかし、時々忘れる。


今日もお線香の香りがするので見ると、父が仏壇の前でお線香を上げて、神妙
な顔をして手を合わせている。


・・・母の事であることは解る。

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